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YOGA Interview 01 MAIKO Akutagawa

14歳でファッションモデルとしてデビューしたのち、ヨガ講師へと転身。大手ヨガスタジオにて長年トップインストラクターとして活躍する傍ら、若手インストラクターの指導育成に携わる。雑誌やTVCMなどメディアに多数出演するほか、ヨガイベントやセミナーの講師として数多くのステージも活躍中。

芥川舞子オフィシャルHP

ヨガはすべての繋がりを修復して
絆を強めてくれるもの

Q1.ヨガをはじめたキッカケは何ですか?

20歳の頃、モデルの仕事で行き詰まりを感じ心身共に疲弊していた時、長年ヨガをしている母から習い始めたのがキッカケでした。大人数のグループレッスンではなく、私のことをよく知ってくれている母からマンツーマンで教えてもらうヨガは、今思えば最も伝統的なヨガの受け取り方でした。

その昔ヨガは、「100人いたら100通りのヨガがある」と言われ、一人ひとりの個性や文化的背景に合わせてカスタマイズすることで初めて効果が生まれるとされ、1対1の個人指導がスタンダードだったそうです。

伝統的で効果の高いヨガを受け取ることによって、ヨガとは単なる身体を動かすだけのものではなく、心や環境や人間関係すべてとの繋がりを修復し、絆を強めてくれるものなのだと理解することができたのです。

Q2.ヨガの一番好きなところは?

全ての土台である健康を自分で作れるところです。実用的で、日常生活にとても役立ちます。また身体と呼吸、つまり目に見えるものと見えないもの両方のバランスが取れるところがとても好きです。目に見えるものも見えないものも、本来は1つなのだということを理解できるのがヨガのいいところだと思います。

Q3.芥川先生のいちばん好きなポーズは?

アルダ マッチェンドラ アーサナです。背骨が伸びて、このポーズを終えた後の呼吸が深まるのが気持ちいいです。

身体に負担のかかる
生理中は休みを多くとって
ゆったりと過ごして

Q4.生理中の女性におすすめのポーズはありますか?

バッダ コナ アーサナです。股関節を広げることで骨盤内への血流を促し、排泄器官や生殖器官の機能を備えます。

Q5.生理中のヨガで気をつけることは?

逆転のポーズと強いねじりのポーズは避け、普段よりも繊細な練習を心がけましょう。逆転のポーズは経血が降りてくる流れと逆向きになることから、経血の排出を妨げてしまう可能性があることと、ねじりのポーズは内臓に大きな負荷をかけるので、子宮収縮をしている時期にすると過度に促進してしまう可能性があります。生理中は身体に大きな負担がかかる時期でもあります。ヨガはもちろん、私生活でも普段通りではなく休みを多くとってゆったりと過ごした方が良いと思います。

Q6.生理中はどんなことをして過ごしていますか?

一時的に血が欠如する時期なので、血気を養う食べ物を意識して摂り、身体を冷やさないようにしています。生野菜ではなく火を通した野菜を多めにしたり、スープを飲んだり。水分摂取と温めることの両方を心がけています。

呼吸するかのように自然であり、
ヨガは生きることそのものです

Q7. 休日は何をしていますか?

好きな人と過ごします。大切な家族との時間が私の休日のほとんどを占めています。何をしようが、どこにいようが、心から大切な人と過ごせるのは私にとって何よりも英気を養える愛しい時間です。

Q8.今、いちばんハマっていることは?

韓国の不思議なお茶、五味子茶を飲みます。日本語で『ゴミシ』韓国語で『オミジャ(오미자)』漢字で書くと【五味子】と書きます。漢字を見て分かるように「5つの味(甘味、酸味、辛味、塩味、苦味)」が含まれていて、体調によって感じる味が違うのです。今の自分を知る手助けになってくれるお茶です。

Q9.これからトライしてみたいことはありますか?

ヨガの先生を育てるティーチャーズトレーニングを始めようと思っています。人々の健康をつくるヨガを教える人が、世の中にはもっともっと必要です。今教えている生徒たちが、近いうちに私と同じように先生として活動してくれることが今の私の夢です。

Q10.芥川先生にとってヨガ、そして女性とは?

私にとってヨガは生きることそのものです。自分を大切にする具体的で実用性の高い方法であり、忘れてしまいがちな生命の素晴らしさを感じさせてもらえる実践的な方法です。そして呼吸をするかのように自然でありながらも、確実に毎日の健康を作ってくれる力強い練習法です。

女性は残念ながら長い歴史の中でとても生き辛さを抱えて生きてきました。結婚、出産をはじめとする様々な事柄でもリミットを突きつけられることが多く、世の中の仕組みは男性が生きやすいようにできていると感じることも多々あります。

私は男女問わず全ての人類が自分の中の女性性を受け入れ、育まれる必要があると考えています。そのためにはまず、女性自身が女性性について理解して、自分の身体を大事にすること。その上で隣のパートナーや家族といった身近な男性に『自分という女性がどんな生き物なのか』を教えてあげることが大切なのではないでしょうか。

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